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12/6(thu,) 2018

ウチの住所表記が変更になると郵便局から知らせが来た。へぇ〜、こんな事ってあるんだ。初めてだな。町名も番地も変わる。きっと区切り方が変わるんだろう。実施日は来年2月11日〜。引っ越したわけではないけど、知人に住所変更のお知らせをしなくてはいけない。住処の地名が変わった後、しばらくすれば平成が終わる。どちらも変わったからと云って自分の生活が何か変わるわけではないけれど、なんとなく大きな変化に思えるのが不思議だ。それにしても平成元年に生まれた人がもう30歳なんだよね。そりゃ自分は歳とるわな。

変わると云えばもう一つあった。今使っているガラケーのサービスは'21年で終了らしい。スマホに乗り換えるなら今いろんなサービス付きでお得ですよって案内が度々来る。なんだか力技で着いて来ないヤツを流しにかかってるな、世の中。

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12/7(fri,) 2018

音楽活動を長年続けているのに、この日記ではあまりギターを演奏する事について書いてないので、たまには書いてみよう。大した事は書けないけれど。

キーAmで循環進行の伴奏を聴きながら何かアドリブを弾こうと思った場合。単純にAmスケールでアボイドノートに気を付けてメロディを付ければ安定感のあるものになる。これだけでも十分だけれど、何かもう一つ違うアプローチが出来れば、アドリブがすぐに煮詰まってしまうのを回避出来るかも知れない。複雑なオルタードスケールやモードを駆使してスゴいソロを延々と引き続ける名演を聴くと惚れ惚れするけど自分には到底出来ない。だからちょっとだけ工夫してみる。AmキーのアドリブにはEmのペンタトニックが問題なく使える。別にアウトするわけではないし、スリリングなフレーズが作れるわけでもないけど、指板上の音の並びが変わるのでなんとなく地に足が着いていないような曖昧で捉えにくい感じになる。キャッチーなフレーズが弾きたければ素直にAmの方が有効だけどちょっと斜に構えたい時はいいんじゃないかな。

あとは例えばDメジャーの進行だったらF#mのペンタトニックを使うのが好き。これだとDのトニックを弾かずにメジャー7thの音が入るから響きの感じが好みになる。などなど。

こんな感じで位置をズラしたペンタトニックでアドリブを取るのはお手軽に変化をつける方法としてよく知られているから別に僕がわざわざ説明するような事じゃないんだけど、まあ自分は大した事は出来ないって事。

あとギターを弾いているわりに好きなギタリストについてあまり書いてこなかったので、今まで名前を挙げた事がなかった好きなギタリストについて。St.Vincentさん。エキセントリック?って云うのかな、自分が普段好んで聴くのとは真逆タイプの音楽性。神経質そうなキャラクターも含めて全然馴染めない感じなんだけど、初めて聴いた時からギター演奏の素晴らしさだけがスルスル耳に入って来た。リフもコード感もソロのメロディもいちいち好み。もの凄く上手いので真似しようとか取り入れようなんて考えないけど、好きなギタリストは?って訊かれたら、今はこの人を真っ先に挙げるかも知れない。かなりトリッキーなリフやヘンテコな音階を得意とする人なんだけど、通過して来たものが王道ロック?な感じがする。そう云う意味では雰囲気と云うか心意気はジョーン・ジェットさんに近い。

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12/8(sat,) 2018

音楽を作ったり絵を描いたりしていると、ひとつの事に囚われて思い詰めてしまう事がある。ずっと四六時中その事ばかり考えている間は決して解決しないのに、もうダメだ〜と諦めて手放したら、「な〜んだ、そういう事か」とあっけなく解ったりする。これって他のこと全般にも通じるよね。思い詰めている間って、物事をロマンチックに考え過ぎてるんだと思う。そこから一旦離れてみれば、身も蓋もない現実が見える。「な〜んだ、そういう事か」って思うのはちょっと寂しいけどね。

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12/9(sun,) 2018

急激に寒くなって肩こりが酷くて参ります。いつの間にかもう年末ですね。

解るはずのないことが解ったような気がして、響き合うはずのないものと響き合った気がして、手に入るはずのないものが手に入りそうな気がして、ボンヤリ過ごしていると時々我に返って途方に暮れる。誰もがそんなことを繰り返しながら年老いて死んで行くのなら、人生は昔誰かが云ったように夢みたいなものなんだろう。

今年はそんな風にボンヤリする時間が少し多かった所為で、描いた絵や作った曲の数は例年より少なめだった。自分のペースを乱すのは誰の所為でもない。自分の心の在り方を持て余しているから。来年はもっとしっかりしよう。ボンヤリせずに仕事をして、夜は夢も見ずにぐっすり眠ろう。いずれどんな事も遠のいて忘れる。

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12/10(mon,) 2018

「年末」

寒い夜
優しい声に振り向くと
剃刀のような風が吹いてハッと我に返る

道行く人の会話が賑やかで
気持ちがザワザワと落ち着かない

暖かい上着を着込んだ夢の中で
今年14回目のさようならを云って
来た時と反対方向の列車に乗る
いったい何処へ行きたかったのか?

1年前の夜も同じ事を思ったはず
あの時もすこぶる寒い夜だった
駅からたくさん歩いて椅子に座った
道に映る窓からの灯りを踏みつけて
意気揚々と歩いたのではなかったか?
思い出が多過ぎて覚えきれない

何も変わらずに全てが変わって行く
大切に思ったのものはすべてだった
でもなにも残らない
それだけ誰もが賢い役割を演じている

砂糖菓子のような夢から降りて
別の列車に乗り換える
今度はどこまで行けるのか?

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