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2/1(thu,) 2018

先日数年ぶりにYouTubeで「インディア・ソング」を聴いた。カルロス・ダレッジオがマルグリット・デュラスの映画「インディア・ソング」のために書いた名曲。なぜかジャンヌ・モローが歌っているものがわりと知られているけど、貫禄だけで成り立ってるような、かなりヤバい歌唱で、バックの演奏もいまいちなので、オリジナルのサントラバージョンの方が断然いい。カバーならキップ・ハンラハンのが素晴らしいと思う。そして2010年に桜井芳樹さんと作ったアルバム「far home」にもカバーを収録した。わざと超ローファイなアレンジをしたけれど、もっと「普通」にやればよかったなと今は思う。

この曲を聴くといつも自分が中学校から高校へ上がる頃の情景を思い出す。映画とは一切関係ない。別になにもよい想い出があるわけじゃない。むしろ毎日がつまらなくて、学校では半イジメみたいな目にも遇っていて、先輩に呼び出され殴られて歯を折られ、教師は片っ端から嫌いで、ホントにクソみたいな日々だった。それでもこの曲を聴くと「ああ、あの頃はもう2度と取り戻せないんだな」と、どう云うわけか甘やかに想い出す。

とても単純な音の運びの曲なのに、自分にとっては不思議な魔法を持った曲なのだ。

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2/2(fri,) 2018

明日のライブに備えて、pocopenさんとsakanaの練習。相変わらず新アレンジが幾つかあって、覚えるのが大変。最近はいい事思い付いたと思っても、数時間後にはあっさり忘れてしまうので。これじゃよい演奏をするとか以前の問題じゃないかと思うけど、がんばろう。と云うわけでちゃんと覚えてしまうまで弾き続けてみようと、ずっとギターを触っていたけど果たして覚えられたのか?

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2/3(sat,) 2018

と云うわけで本日は三軒茶屋Grapefruits Moonにてsakanaのライブ。かねてから格好良い音楽を作っているな〜と思ってファンだったバンド「Group」と初めてご一緒させてもらいました。Groupの演奏の、個々の楽器の音色の美しさが際立ったまま、溶け合ったり、離れたりするさまに耳を澄ませてじっくりと聴き入りました。こんな風に有機的に自在に発展する楽曲をどうやって作っているのだろう?と訊ねてみたら、メンバー全員でセッションを繰り返しながら時間をかけて作っていくそうです。なので、個人としての作曲者はいないそうです。なんと素晴らしいのでしょうか?音楽の作り方からして音楽的。

DJのLantern ParedeさんとimazekiNGさんの選曲は心地良くて興味深くて、とても楽しく聴き入りました。

sakanaは全10曲を演奏しました。個人的にはちょっとミスが多くて残念でしたが、2人とも楽しく演奏させてもらいました。聴きに来てくださった皆さん、お世話になった皆さん、素晴らしい演奏を聴かせてくださったGroupの皆さん、DJのLantern Paredeさん、誘ってくださったimazekiNGさん、どうもありがとうございました。以下sakanaのセットリストになります。

1.バウンティフリー
2.夜
3.モナ
4.スカイ
5.暗くなるまで
6.ジニア
7.緑のベル
8.花束
9.コーピアスシャワー

enc,
1.ルピナス

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2/4(sun,) 2018

相変わらず部屋に引き蘢って絵を描く。締め切りが三つ重なって、そのうち二つは既に過ぎている。ちゃんと描ける気はあるんだけど、とにかく時間が足りないな。

最近人物を描く際に筆のタッチや運び方と、表情の関係が気になっている。描こうとしている表情に対して有効なタッチや手の運びがあると思う。もしそれがしっかりと実現出来たら、無駄の無い描写になるだろうなと思うんだよね、。でも未だ実現出来ていないからただの「妄想」なんだよね、今のところ。

話しは変わって、先日leteで行った「ギターはわらっている vol.4」での吉田悠樹さんとの演奏の動画を知り合いがYouTubeで公開してくれたので、もしよかった聴いてみてください。「グリグリ」は吉田さんの歌がとても素敵です。「旅立ちを祝おう、別れ惜しむより、、」と繰り返される最後のリフレインが、乾いた寂しさを感じさせるとてもよい曲です。「waltz Am」は昨年秋頃に作った曲です。

「グリグリ」
https://www.youtube.com/watch?v=EM-k4XQYShc

「waltz Am」
https://www.youtube.com/watch?v=gAdb4aztEgk

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2/5(mon,) 2018

仕事、友人、家族、その他さまざまな間柄で、やり取りに「駆け引き」が生まれる時がある。「駆け引き」を好む人はその機会を逃さずに仕掛けてくるけれど、僕は若い頃からそう云う「駆け引き」が苦手なので、知らんぷりしてスルー、全く駆け引きに応じる気がないようなトンチンカンな応対をする事が多い。何かを探られていると感じた場合は、出来るだけ明け透けに話して、手の内をすっかり見せてしまうように心がけている。ともかく「駆け引き」に伴うジットリしためんどくささから逃げたいんだと思う。

でも、金銭的なやり取りの場合は「駆け引き」をするしかない場合もあるかも知れない。誰だって金のやり取りは少しでも有利に進めたいよね。でも、やっぱり駆け引きは放棄するかな、自分は。フリーで仕事をしていると大抵は先にギャラを提示してくれるからいいんだけど、たまに「いくらでやってくれますか〜?」みたいに訊かれる事がある。相手は少しでも安く頼みたいだろうし、僕は少しでも高く引き受けたいわけだけど、面倒なので、自分は今回のような依頼の場合、いつも**で受けています、みたいにな事をなるべく正直に答えるようにしている。

「駆け引き」しない態度は、場合によってはなめられる。でも、なめられないようにムキになる方が損する場合が、世の中多いと思うんだけどな。

昨日は立春でなんとなく春めいている気がします。また寒くなると思うけど。三寒四温ですね。皆さん、風邪をひかないように気を付けて過ごしてください。

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