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3/8(wed,) 2017

最近新曲のデモなどを録音作業していると、プロツールスLEがエラーを起こして落ちてしまう現象が頻発する。録音中に落ちてしまって録音をやり直さなくてはならない事がどれほどイヤかは宅録作業経験者なら誰でも分かると思う。何度も続くと録音作業を続ける気持ちが萎えてしまって結局何も出来ない。原因はPC内部には思い当たらない。強いて云えばCPUの遅さと空きメモリの不足だけど、それだったら落ちる前に警告が出るはずなので、なんの前触れも無しに度々落ちてしまうのは違う原因だと思う。で、ひとつ思い当たったのがFirewireのケーブル。九年前に今使っているプロツールスLEの03ruckを購入した時に付属していたものをずっと使ってるんだけど、なんだか見るからにちゃちなケーブルだし、長年使って抜き差しを繰り返しているので傷んで来たのかも知れない。ってわけで新しいケーブルを買ってみた。見事に解決。エラーは出なくなったし、なんとなくいつもよりキビキビ動いている気さえする。パソコン音痴の自分でもたまにはこう云う事もあるよね。

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3/10(fri,) 2017

本日は阿佐ヶ谷ハーネスにてsakanaのライブ。イズミコウジロウさん率いるBoogaさんに誘ってもらいました。sakanaは全11曲を楽しく演奏しました。そしてBoogaさん。今日はイズミコウジロウさんのボーカル&ギターとパーカッションのセンナさんの2人編成。親しみ易く情感豊かな楽曲が次々と歌われて行く。繊細さと豪快さの振れ幅が心地良く、艶やかで少しザラついた歌声と巧みなギターのバランスが絶妙。センナさんの引き締まったビート感との相性も素晴らしく、引き込まれてあっという間に終わってしまった。イズミさんが途中MCで、「6年前のあの日(3/11)以降、色んな事がそれまでとすっかり変わってしまったように感じるんだけど、でも今こうして皆と過ごしている時間は確かな事で、それに感謝してる」と云うような事を云っていてそれがとても心に残りました。またいつかご一緒出来る機会があるといいなと思います。聴きに来てくださった皆さん、お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。以下セットリストになります。

1.たとえば
2.暗くなるまで
3.バウンティフリー
4.夜
5.モナ
6.アンジェリケ
7.ジニア
8.スマイル
9.コーピアスシャワー
10.ルピナス
11.ウィークエンド

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3/14(tue,) 2017

本日は公園通りクラシックスにて吉田悠樹さん清岡秀哉さんとライブでした。ご一緒した穂高亜希子さん関島岳朗さん高岡大祐さんトリオの演奏にじっくりと聴き入りました。穂高さんが描く青白く燃えて揺らめくような心象風景の中に、心臓の鼓動のように深く重く響く二つのチューバの音が重なって、血が通った生き物のみたいな、静かだけど、活き活きとした演奏が繰り広げられていました。こんな云い方をすると少し暗い印象を受けるかも知れませんが違います。むしろ視覚的なイメージで云えば明るい。あらゆるものがクリアに見える朝の光の中の様に。だから楽しみもおかしみも哀しみもクッキリ鮮明に見えてしまう。そんな朝の光の中を飄々と歩く2匹の象みたいな暖かいチューバの音。生きることそのものの逞しさ、力強さを体現するような穂高さんの素晴らしい音楽世界を堪能しました。聴きに来てくださった皆さん、お世話になった皆さん、誘ってくださった寺島崇徳さん、どうもありがとうございました。

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3/15(wed,) 2017

電車の中で辺りを見渡すと殆どの人がスマホの操作に没頭している。そんな光景を見ながら、車中ではいつも文庫本を読んでいる自分も同じようなものか、と思う。もっと目の前の光景を見て楽しめばいいのにと。文庫本を仕舞って車中の人々を眺めると、いろんな顔の人がいるんだな〜と当たり前の事が面白い。人の顔は幾つかのタイプ別に分類可能だけど、でも同じ顔は二つとないのは一目瞭然で、個々の個性は際立っている。

若い頃「好きな色は?」と訊かれれば、その時の気分で何らかの答えをすぐに返す事が出来た。今は「特に好きな色」はないとしか答えられない。どんな色も単体で見れば好ましく、もっと云えば「見える」と云う事が美しいと感じるからだ。人の顔に対しても同様で、若い頃は美しい顔、ヘンな顔、面白い顔、おっかない顔、、と簡単に分類出来たけど、歳を取るとそう云う感覚は希薄になって「人の顔って興味深いな」とかそう云う感じ方になる。なんか年寄りっぽくてすみません。

話しは変わるけど、僕が普段描いている大きな絵のモチーフは人物、風景、静物、で、その約3分の2は人物。でもその割合には別に意味はない。以前も同じ事を書いたかも知れないけど、人物、風景、静物、は絵を描く為のきっかけに過ぎなくて、描きたいものは、静けさ、調和、陰影と奥行き、と云うような抽象的なものだと思う。でも抽象画を描きたいとは思わないので、具象画に起こす為のきっかけが必要なわけ。だから人物には(具体的な人物を指定されて受注で描く場合以外は)殆どモデルはない。上記した「人の顔って興味深いな」とは矛盾するけど、描く顔にはあまり読み取り易い表情や個性が感じられない方が、「静けさ」や「調和」に集中するには都合がいい。同じ理由で風景も特別に明媚なものや極端なものではない方がいいし、静物もなるべくありふれた形の物だけで構成した方がいい。使う色も大抵は同じ、もしくはモノトーン。サイズや構図もそれほど大きな変化はない。要するにとても「振れ幅の狭い中」で描いているわけね。きっと豪快な芸術家肌の人にはさっぱり分かりかねるのだろうと思う。風来坊のような画家を名乗るおっさんから面と向かって「あんたの絵は壁紙みたいだな」と云われた事もある。壁紙上等なのだ。芸術臭い絵なんて描きたいとは全然思わない。

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3/16(thu,) 2017

もはやナシでは何も出来なくなってしまった「老眼鏡」。考えてみると今使っているのは6年前に作ったもの。使い始めたのは12年前で6年後に度が合わなくなったので新調した。で、また合わなくなって来た。扱いが雑なのでレンズの表面は傷だらけで、とても見え難い。ってわけでレンズを先日新調した。以前と同じ店に行ったのでリピーター割引で思ったより安く出来てよかった。検眼してもらった結果、今までより3段階強くしたものがスゴく良く見えたんだけど、度が強くなると離れた場所が大変見え難くなってしまうので、2段階上げにした。それでも格段に見え易くなって、今まで勘で描いていたイラスト作業も楽になりそう。そして歳取るのってヤだな〜ってお決まりの事を思う。そして観えている、聴こえている、ってありがたいなとも素直に思うんだよね。

ここ数日花粉が厳しいです。寝ていても目が痒くてくしゃみが出て目が覚めてしまうくらい。でも僕は薬は使わずにすんでいるのでまだマシな方かも知れません。花粉症の皆さん、お互いがんばって乗り切りたいですね。

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